日本標準時子午線上は、太陽がいっぱい
村中、女子3km個人追抜で全アマ・チャンピオンジャージ獲得!
(めでたいので、今回は見出しつき)
自転車競技生活5年目にして、パリンヤこと村中恵美子、ついにナショナルチャンピオンジャージに袖を通すことが出来ました。一昨年の全アマ・トラックでは一番時計を記録しながら3位、昨年は、突如現れたスーパー女子高生・萩原選手に0.07秒差で破れ2位。二年越しでつかみそこねていたチャンピオンジャージの裾を、今年はがっちりつかんで放しませんでした。
実のところ、今年の女子3km個人追抜競争は、実力上位選手の多くが欠場し、恵まれた面があったことは確かです。
しかし、出走リストには、先日の全日本ロードで沖選手と渡り合い、2位に入賞した唐見選手の名がありました。中・長距離のタイムトライアル的な走りは彼女の得意分野。日本ナショナルチームの一員として出場した、春先のオーストラリアのステージレースでは、T.T.ステージで沖選手をしのぎ、日本チームで最上位につけた実力者です。
また、昨年の萩原選手のように、とんでもない足を持った伏兵がエントリーしていないとも限りません。
パリンヤ自身、全日本ロードで苦しんだ腰痛や13位に沈んだショックが癒えているかどうか…不安と喜びが乱高下した明石の二日間でした。
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●今年の全アマ・トラックの舞台は、兵庫県JR明石駅からほど近い明石公園内の自転車競技場。GSキヨ・チームは、例によって徹夜でチームカーを飛ばして当日早朝に到着。パリンヤは睡眠2時間ほど、監督は睡眠時間0(のはず)で決戦に臨みます |
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■29日9:40〜、女子3km個人追抜・予選(タイム上位二人が決勝へ、3、4位が3−4位決定戦へ進出)
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●予選第一組は、奇しくも、昨年まで同じ高校の自転車競技部でともに走っていた選手同士の対戦に。宮崎杏菜選手(鹿屋体育大学)は4分21秒316で5位。予選突破ならず |
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●同窓対決は、永田萌子選手(明治大学)に軍配。4分20秒034、予選4位で3−4位決定戦に進出 |
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●予選第二組、実力的には優勝候補筆頭と目される唐見実世子選手(カツリーズ)。しかし、全日本ロードにピークを持っていったためか、現在は本調子でないようす。4分13秒372で予選2位 |
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●唐見選手と対戦した大塚沙織選手(キャットアイ)4分19秒632。予選を3位で突破。個抜のほか、短距離種目のスプリントにも出場していました |
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●パリンヤは予選第三組に登場。監督に気合いを入れられつつスタート |
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●加速は寝不足を感じさせないほど鋭く、 |
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●最初の1kmをダントツの速さで駆け抜けます。マシンは大会直前に完成したばかりで、塗装はクリアを吹いただけの状態。オーソドックスなラグド・フレームです |
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●パリンヤの対戦相手、青木千江子選手(育英短期大学)は4分23秒077。予選6位 |
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●出足は良かったものの、その後タレ気味になり、なんとか4分11秒655にまとめたパリンヤ。自己ベストにはほど遠いタイムですが、それでも予選1位。決勝進出と交通費支給の権利を確保して初日は終了 |
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■明石の夜
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●熾烈な戦いはピストの外でも続く。夜の明石の街へ繰り出したGSキヨ・チーム。選手宿舎でつつましい食事をしているであろう対戦相手の戦意を喪失させるべく、豪華晩餐の画像をケータイメールで送りつけるという、姑息というか大人げない挙に出る(戦意を喪失させるどころか、相手を怒らせるだけのような気もするが…) |
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●まずは、明石名物タコと鯛のお造り責めっ、ど〜だ、一口食べてみたいか? |
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●続いて海鮮炭火焼き攻撃。あー、うめー! |
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●返信メールにて「食べ物で遊んではいけません」と叱られた監督と選手 |
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→こんなことで大丈夫なのか? 全アマ・トラック その2に続く
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